産まれたばかりの赤ちゃんが突然ビクッ!!ママもびっくり!気持ちよさそうに眠っていたのに赤ちゃんも自分の動きで起きて泣いてしまった・・・ということがよくあります。
急にビクッと手足を広げるような動きをすることを『モロー反射』といいます。
赤ちゃんが新生児の頃から持っているいろんな原始反射の中でもモロー反射はよく知られている反射の一つです。
この記事は『モロー反射』についてまとめたページです。
目次・モロー反射ってなに?
・モロー反射が起きやすい原因は?
・モロー反射は防げるの?対策は?
・モロー反射はいつまで続くの?
そもそもモロー反射ってなに?
産まれた時から備わっている原始反射のひとつです。 え!今の動きなに?!大丈夫??
モロー反射は、赤ちゃんが驚いたように両手足を突然広げた後、何かに抱きつくような動きに似ているため『抱きつき反射』とも呼ばれることもあります。
ママやパパに抱きつくためだったり、落ちそうな時に何かに捕まったりするための大切な反射が産まれてすぐから備わっているとも考えられています。
初めて見たときはママパパも驚いてしまいます。
「よくモロー反射が起きてるけどこれって普通のことなのかな?」と心配になることもあるかと思います。
無意識の反射を産まれた時から持っているなんてすごいですよね!
なぜモロー反射が起きるの?原因が気になる・・・
せっかく寝てくれたから、今はモロー反射で起きてほしくない!と願ってしまう時も多々ありますよね。
これは外からのいろんな刺激によって
引き起こされることが多いようです。
・物音に反応している
・エアコンや扇風機など風に当たった時
・眩しい光が直接当たった時
・揺れを感じた時
・布団がヒヤッと冷たかった時
・冷たい手で触れられた時
・赤ちゃんの体勢を変えた時
・赤ちゃんが自分自身の動きに驚いた時
などなど…こんなにたくさんの原因となるものがあります。
ドアを閉める音や食器が重なった音で赤ちゃんがモロー反射を起こしてしまった!という
経験をしたことがあるママパパも多いと思います。
沐浴で赤ちゃんの体制を変えるときなど、日常生活の中で赤ちゃんにとっては刺激になってしまうことがたくさんあるんですね。
モロー反射は防げるの?
これだけたくさん原因になるものがあるとなると、生活していく中で全て防ぐことはできません。
物音に気をつけると言っても、1日中静か〜に物音に気をつけながら生活するとなるとママもさらに疲れてしまいますし、ごきょうだいのみえる家庭ならそれこそむずかしそうです。
赤ちゃんは外からの刺激を五感で感じて、
1日に何度もモロー反射を起こしますが0〜4ヶ月頃の赤ちゃんに見られる正常な反応なので、
あまり気にしすぎず見守ってあげたいですね。
できる範囲の対策として、布団やブランケットが冷たいようなら人肌程度まで温めてあげると良いでしょう。
モロー反射が連続で起きて眠りにつけない場合など、きつくならない程度でおくるみやスワドルで包んであげると効果的です。
手足のコントロールが自由にできるわけではないため、自分自身の動きに驚いてしまいモロー反射が起きることがあるためおくるみに包まれると赤ちゃんが安心してぐっすり眠れます。
モロー反射はいつまで続くの?
一般的には新生児期〜生後4.5ヶ月頃まで見られることが多く徐々に消えていく反応です。
脳が発達するにつれてモロー反射が消えていき、その頃に首が座る目安になるとも言われています。
赤ちゃんの成長は個人差が大きいので、モロー反射の出方や消えていく時期も赤ちゃんによってそれぞれ変わってきます。
あくまで目安の時期として捉えてくださいね。
ニューボーンフォト撮影時もモロー反射が出ることがあります。
おくるみを外す時やなにも身につけていない裸の状態、モロー反射が起きやすいポーズがあり100%モロー反射が防げるわけではないのですが・・・
せっかく心地よく眠りについてくれた赤ちゃんがモロー反射でなるべく起きてしまわないよう赤ちゃんの心地よい状態を保てるよう気を配って撮影しています。