初穂料の相場はいくら?2人分の場合はどうすれば良いの??
安産祈願やお宮参り、七五三など子どもの成長の節目に神社や寺院へお詣りされる方も多いと思います。その時、神社へ納める『ご祈祷料』の金額の相場は?のし袋の種類や書き方など知っておきたいマナーをまとめました。
目次・初穂料(はつほりょう)とは?
・玉串料(たまぐしりょう)との違いは?
・初穂料の相場はいくら?
・きょうだい2人分の場合は?
・のし袋はどんなものを選べば良いの?
・のし袋の結び目の種類は?
・のし袋の書き方
・お金を入れる向き
そもそも初穂料とは??
初穂とは秋の収穫の時期に、初めて神様にお供えする稲穂のことです。
日本では古くからその年に初めて収穫された稲穂や穀物・野菜・海の幸などの初ものを神様へお供えし感謝を表してきました。
時代とともに神様に祈りを捧げる時にお供えするものが食べ物からお金に変わっていき、それを『初穂料』と呼ぶようになりました。
初穂料と玉串料の違いって??
玉串とは神様に捧げるための神様に捧げるための紙垂(しで)や木綿(ゆう)をつけた榊(さかき)のことです。
神社で参拝者が神前に捧げるもので、この玉串の代わりに納めるお金のことを『玉串料』と呼びます。
【初穂料】感謝を表すお供えなのでお宮参りや七五三などの慶事(けいじ:お祝い事)・お守りをいただく際に使います。弔辞(ちょうじ:おくやみごとには使いません)
【玉串料】どちらに使っても良いとされています。
初穂料の相場はいくら?
地域や神社によっても違いますが、一般的に初穂料は5,000円〜10,000円が相場とされています。
きょうだいで一緒に七五三の御祈祷を受ける場合の初穂料は?
人数分の初穂料を奉納することが一般的です。
封筒は一緒にし、連名で書いてもOKです。
のし袋はどんなものを選べば良いの?
お宮参りや七五三の場合は紅白の蝶結びが印刷された白い封筒が一般的です。
のし袋は水引が紅白のものを選びます。
シンプルなものから豪華な封筒までいろんな種類がありますが、金額を目安に選びましょう。
1万円くらいまでは封筒にのしの水引が印刷されているものが適切です。
のし袋の書き方は?
のし袋の表
神社に場合は水引の上に御初穂料、寺院の場合は御祈祷料と書きます。
水引の下に書く名前はフルネームで書きましょう。
お子さまのの名前を書く : お子さま本人が神様に挨拶とお詣りをする。
親の名前を書く: 7歳までは神様からの預かりものという考え方や、新しく家族になった赤ちゃんを神様に紹介、挨拶をするという考え方もあります。
厳密な決まりはないためどちらも間違いはないようです。
のし袋の裏
お供えする金額を書きます。
旧字体で書くのが正式な書き方です。
金額 | 旧字体 |
5,000円 | 金 伍仟円 |
10,000円 | 金 壱萬円 |
20,000円 | 金 弍萬円 |
30,000円 | 金 参萬円 |
お札の向きは人物が上になるように入れます。
できれば新札を用意することが望ましいです。
お宮参りや七五三は、大切な節目の日。
当日は着物の準備などたくさんあると思います。当日ゆとりを持ってご家族で過ごしていただける早めに準備しておくと安心です。