産まれたばかりなのに指を握り返してくれる赤ちゃん。
実は赤ちゃんにとっては無意識の反応で生まれた時から備わっている原始反応のひとつです。
とても小さな手なのに意外と力が強くて驚くママパパも多いですよね。
この記事は赤ちゃんのギュッと握る反射についてまとめています。
産まれたばかりの赤ちゃん、ギュッと手を握ってくれるのはなぜ?
赤ちゃんの手のひらに指で触れてみると、ぎゅっと握り返してくれます。
外からの触れたことが刺激となってギュッと握りしめる反応が『把握反射(はあくはんしゃ)』で赤ちゃんにとっては無意識の反射です。
赤ちゃんが成長していく上で必要な機能で、生まれてすぐからそなわっている反応の一つです。
足も同じで、足の裏を軽く押すと足の指を折り曲げ同じような反応が見られます。
把握反射はいつまで続くの?
手の反射は自分の意思でものを握ることができる生後3〜4ヶ月頃には消えてしまいます。
足の反応は生後9〜10ヶ月頃まで続くとされています。
この反応は何のために備わっているの?
外からの刺激で手や足を握ることを繰り返し、運動神経がついてきます。
少しずつ力が強くなっていき、上手にものを掴めるようになっていったり、
立ったり歩く時に足の裏全体でバランスを保ったり・・・と、手足の機能がすくすくと育っていきます。
ニューボーンフォトの撮影でもママやパパの手を赤ちゃんがギュッと握っているシーンをよく撮影します。赤ちゃんの間、それもほんの数ヶ月だけに見られる可愛い反応ですね。
※把握反応には個人差があり、握る力の強い、弱いも赤ちゃんによって違います。